タイでの就職先が決まったら、一生懸命仕事を覚えて働かなければいけないのはもちろんですが、最初のお給料が楽しみですよね。

就職先の会社から、「この銀行で口座を作ってね」なんて言われる事も多いかもしれませんが、タイの銀行は日本の銀行と違って、銀行による金利差がかなりあります。毎月の給料を入れてその月の内に全部使い切ってしまえば、どうってことはありませんが、生活費が格段に安いタイで生活するのだから定期預金口座を作り老後などの将来へ向けて貯蓄するのもありだと思います。

タイの銀行で日本人が口座開設をする際に必要となってくるのは、

・パスポート
・ノンイミグラントビザ
・労働許可証または就学証明書

などです。最近は、運転免許証の抜粋の証明書をもって銀行に行き、口座を開設するケースが多いですかね。この書類は日本の運転免許証を持っている人であれば、バンコクの日本大使館に行けば、即日発行してくれます。

作成に掛かる時間は30分程度で金額は500〜1,000バーツ(2,000円〜3,500円)でしょうかね。これも銀行によってまちまちのようなのでなんとも言えませんが、ぼくがシーロムのバンコク銀行本店で口座開設を行ったときはこのくらいだったと思います。

よく言われるのが、タイで就職していて労働許可証なんかがある人でないと銀行口座を作れないというもの。これなんですけど、ノンイミグラントビザや労働許可証がないからといって必ずしも口座開設が出来ないというわけでもありません。2006年に起きたクーデター以降、外国人の口座開設は難しくなっているとはいえ、銀行によって違いがあるようです。特に大きな支店よりも小さな支店であれば作りやすいと聞きます。ただ英語が通じない行員もいるため、口座開設には通常30分程度で済むのですが、やりとりを含めると小一時間掛かってしまうことくらいのリスクなのでビザが無くても試してみる価値はあるでしょう。なお、ぼくが銀行口座を開設したバンコク銀行の本店は、ぼくが開設をしたときには必要ありませんでした。

■お勧めの主な銀行
・カシコーン銀行(Kasikorn Bank)
・バンコク銀行

カシコーン銀行は、ラインのキャラクターを使ったキャッシュカードなんかもあって親近感があります。最近日系企業の勧誘に力を入れているみたいでジャパンデスクを開設したりなかなかの力の入れようです。
バンコク銀行はタイ最大の商業銀行で日系企業も数多くの会社がこちらの銀行を使っているようです。ですので、必然的に給与振込みの口座はバンコク銀行になる可能性が高くなります。バンコク内そこら中に支店がありますし、バンコク銀行もお勧めです。